サロンドパルファン2024に行った話

結果発表~~~~!!!!

「調香師に勧められたら一体何本の香水を買うのか?当ててみよう」のクイズですが、正解は2本でした。

今回2回目の参加となるサロンドパルファン、と言いつつ1回目の昨年は色々と慣れないせいかささーっと見てささーっと帰ってしまったが、今年はイベントにも参加できた!

【イベント情報】サロン ド パルファン 2024

まずはこちら、アート・ラボ ニーマルイチラボ フレグランス アカデミー!
ART LAB.さんという京都のフレグランスメーカーが主催する香りの勉強会に参加した。前半は代表取締役のリチャードさんによる香りの講義。最近放送大学で化学基礎の単位をとったが、そういえば香りは化学物質であることを思い出した。分子が大きいほど香りは残りやすいのか、そりゃ原理的にそうか、なるほど。香りは五感の中で唯一大脳新皮質を経由することなく、直接海馬に信号が届くので快不快といった感情や、記憶と結びつきやすい、へぇ~。ホルモンにフェロモン、香階、香りの法則・・・おお~!!面白い!!!やっぱ興味のある内容だと座学も俄然楽しい!!

後半はフレグランス・ビーズで調香体験。う~む、香水って本当に、絶妙な香料のバランスでできてるんだなぁ・・・と感動した。今は(お高い機械で)分析にかければ天然香料の98%程は解析できるらしいが、わからないところはやはり人の鼻で当てるらしい。すごいな、調香師の世界。香水用語は音楽の用語からきているものが結構あるそうだけど、実際に調香を体験してみると「化学」というよりは「芸術」のほうがしっくりくるなと個人的には思う。音楽と同様に才能が割と重要な分野のような・・・。シベット(こっちはまだ良し)とカストリウム(これはスゴイ)は斬新な経験だった。お話に出てきた新書は今度買って読んでみよう。

そそそそして、フローリス9代目&調香責任者エドワード・ボデナム氏によるプライベートコンサルテーション!!

今回の目玉!!気合い入れて勝ち取ったチケット!!超楽しみにしていた~!!!

フローリスとは・・・

要は英国王室御用達ブランドの!!イギリスの有名な香水ブランドの!!調香師による!!マンツーツー(エドワードさんと通訳の方)の!!接客!!!ありがとうございます!!!!
もう買う!!!って腹くくって行っとんねん!!!こちとら!!!こんな機会滅多にないし!!!私の初フローリスボトルはエドワードさんに選んでもらうんだよおおおおおおお

お勧めいただいたのは以下↓
1. ナイトセンテッドジャスミン:一番気になっていたのでまず名前を出したが、フェミニンすぎて私には難しいかも
2. セフィーロ:シトラス系が好きと申し上げたらまず出していただいた、が、あまりピンと来ず
3. マルベリーフィグ:フィグ系はもう似たようなの持っているので多分使わない・・・
4. リリー:爽やか!!良い感じ!!でも季節的に違うかな!来年春頃購入します
5. シプレ:あ、ええやんこれ。シプレって苦手意識あったけど、オスマンサスも良い感じね、これええやん買います
6. ア・ローズフォー:スパイシーで冬にピッタリ!これも買います
7. ハニーウード:ちと甘すぎて私には使いこなせない気がする・・・
8. ゴールデンアンバー:Lake Gardaをイメージして作成かぁ・・・カシスが効いてていい感じ。しかし3本目はさすがに・・・!!

ということで、5.シプレと6.ア・ローズフォーをお買い上げした。ボトルにエドワードさんのサインも書いてもらったよ!!いえいいえい!!コンサルテーションの途中でインダルト・パリのオーナー、キムさんのカットインがあったのワロタ。

ちなみにサロパに来る直前にシャワーを浴び、歯を磨き、無香料のボディクリームを塗って、フリスクを口に詰めまくって体臭を減らした。このシャツはおろしたての新品だ。というのも、古いシャツだと手持ちの香水の残り香がついてるかもしれないからだ。調香師さんなら体臭も合わせて嗅ぐかなと思い、嫌な体臭を出来るだけ減らし新しい服を着ていったが、案の定腕にのせた状態で嗅ぐというのでマジで綺麗にしてきて良かったーーー!!!と安堵した。私のつたない英語は通じていたのかよくわからん。コンサルテーション中に通訳の方が「これ通訳いります?」と言い出して、「いやいや、いりますよ!!!緊張してますし、不安ですから!!!!」と引き留めてしまった。通訳さんのおかげで何とかかんとか色んなお話ができた。ありがたや。

はあ~~~、緊張した、けど楽しかった。フローリスのファンになった。来春にはリリーとゴールデンアンバーも買うぞ!

そしてこの時点で鼻が機能しなくなった。嗅神経が痛い、気がする。会場内はあらゆる香料の香りがするし、ついに限界が来たか。本当はパルファンサトリとサノマの新作も嗅いでみたかったが、この2つは超人気でずーっと人だかりができている・・・。近寄ることができない・・・。パルファンサトリのブースには調香師のさとりさんがいらっしゃるし、多分あそこに行ったら記念にボトルを買ってしまうだろう。もうこれ以上の散財はできないぞ。まぁまたの機会に・・・。

そして上述のもの以外に、今回気になった香水はこちら:
1. インダルト・パリ「CUIR404」・・・売り切れるの早っ。店員さんの圧が怖かった
2. ゲラン「Rose Amira」・・・パチュリが良い感じ
3. BON PARFUMEUR「603」・・・普段使いできそうな軽めのレザーええやん。限定品かぁ・・・
4. LES INDE’MODABLES「ROSE DE JAMAL」・・・まぁもうこれはルシヤージュの通販で買うわ。素晴らしいローズですやん

やっぱ私の好みの香りって、ライトめで、割と万人受けするものが多いなぁ。激重グルマンとか、激重レザーとか、激重パチュリとか、正直難しすぎてなかなか手が出ないぜよ。洗濯しても全然落ちなさそうやなとか考えちゃうし。

今年のサロパはかなりエンジョイした。来年のサロパに向けてきちんとお金を貯めなければ。

MathsのXX通信