転職するかもしれない
今回の内容は、今週の某企業のオファー面談に至るまでをダラダラと書いたものになる。転職成功談として再現性はかなり低いのでご注意あれ。
きっかけは某転職エージェントからの1通のメールだった。私はかつて外資系企業に在籍していたせいか、おそらく名簿が出回っていて、外資系転職エージェントから頻繁にメールで求人情報が来る。どれも読むことなくスルーしていたものの、その時は14連勤だの12連勤だのと続いていて、正直転職の二文字が頭に常に浮かんでいた。そんな中自分の興味のあるメーカーの求人情報が届き、自分がどこまで行けるのか試して見るべく応募した。意外なことに最終面接まで残ったが、最終の外国人マネージャーとの面接で落ちた(その時の企業の対応がgdgd過ぎて、うわ、好きだったけどこんな感じなんや・・・と割とショックを受けた)。
私はとにかく転職回数が多い。老舗日系企業は必ず一発で弾くような転職回数だ(と私は予想していた)。今の会社に不満は大量にあるけれど、おそらく私の経歴ではどこも採用してくれないだろうな〜と諦めていた。しかしこれ実は外資系なら案外行けるかも?と味をしめて、この最終面接以降本格的に転職活動をはじめた。
DODAとPASONAは登録できなかった。おそらく年齢と転職回数の制限に引っかかっているのだろう。一方でリクルートダイレクトスカウトとビズリーチでは、直接企業からお声をかけていただくことが多かった。有名な外資系転職エージェントには一通りCVを送った。SCM専門の転職エージェント、アイコン・パートナーズにも登録しようとしたが、面談の直前で「急ですが他に用事が入ったので面談できません。予約を取り直してください」と一方的なメールがきたので、まぁもういいかなと思ってスルーしている。「申し訳ございません」的な文章がメール内になかったことが気になったので、おそらく相性が良くなかったのだろう。その他にも具体的な求人を持っているヘッドハンターっぽい人たちとも何人か面談した。リクルート社やマイナビ社といった日系大手の転職エージェントは経験上避けた、というのも、この人達の頭の中は「ノルマ」の3文字に追われすぎていると個人的には思う(担当者次第かもしれんけど)。良い求人があれば転職しよう、というスタンスだと、この手のガチガチに求職者に宿題をふってくるタイプのエージェントは合わないかなと予想した。あと「転職回数多いと心象悪いから、短期離職のところを消せ」と指示したエージェントRは、言われたとおり書類上そこを消したのに、その面談から結局一切求人の紹介がなかった・・・(もしやR社内のコンプラに触れたのでは?)
そして実際の面接に進んだ企業は約10社。最終まで進んだのは4社。内定は2社から頂いた。
う〜〜〜ん、思ったよりもなんとかなったね・・・。とても意外やわ、正直。
人手不足なのと、おそらく転職回数の多さがそこまで重要視されなくなってきたのか?と体感では思った。
私の場合、学歴と資格がまあまあ強く、更に「身軽な独身」というスペック上の優位性がある。職歴でいうと、登録通関士として3年以上通関業務に従事した実績があったので、書類で落ちない限り通関業者からのウケは良かった。ガチャガチャと転職を繰り返していたものの、非正規雇用の経験は1社だけで、そこ以外ではずっと正社員で貿易実務をしていたため、キャリアに一貫性はあった。
それにしても、DODAからサポートされないレベルの求職者が、大手日系メーカーの最終に残ったことがとにかく意外だった。こういう会社はプロパーを社内でまわしてなんとかするもんなんじゃないの、って思ってたけど、私の世代は就職氷河期(2011卒)なので、多分社内にあんまいない年齢層なんだろうな。大手でも選り好みできなくなってきたのだろうか。
「私みたいなもんが・・・」と転職活動前は思っていたが、運良く仕事内容が面白そうだなって思ったメーカーに拾ってもらえそうなので、このまま順当に行けばそこに移ることになりそうだ。
とある外資系企業では「残業時間が平均で80〜100時間はありますが大丈夫ですか」と面接で聞かれたり(んなわけねーだろアホかお前ら36協定どうなっとんねんそれ)、希望年収を聞かれてお伝えしたら、「そんなの役職者にならないと・・・プロパーですらもらってないですよそんな額」と言われて驚愕したり(割と都会のはずなんやけど生活費どうしてるのプロパーの人たちは・・・)、弊社もブラックやけど、ここもなかなかやなって会社も、・・・あったね。外資系企業は効率重視でみんなノー残業!は大いなる幻想です。
転職活動中に読んで、参考になった本はこちら。
「1万人を面接した元・外資人事部長が教える 英文履歴書の書き方・英語面接の受け方」
「キャリアロジック 誰でも年収1000万円を超えるための28のルール」
SPIの本も1冊買ったけど、1問も解くことなく転職活動は終わりそうだ・・・。
自己分析とかはよくわからん。キャリアアンカー診断?というのを今受けたら、「純粋な挑戦」ってのだった。なんなら「自己分析」って単語を乱発する人は、リクルート社の犬かなんかですか?「絶対内定」がバイブルなの?って感想しかねえ。私の「自己分析」へのスタンスは、上の本(キャリアロジック)とほぼ同じだよ。そもそも自分という唯一無二の商材を企業に売り込めないのであれば、それは転職活動には向いてないんじゃないかしら。その場合はヘッドハントされるくらいまで上り詰めるしかない。転職エージェントは執拗に面接対策として想定質問及びその回答を準備させるけど、企業側はあんま準備してきたことに興味なさそうだったヨ。想定質問が3問当たれば良い方で、そんな企業は1社くらいしかなかった・・・。面接は普通に会話して、ポジションへの適正の有無を話し合う内容にすれば、なんかなんとなくうまく行っていた気がする。
困難だったのは、やはりお給料のお話。大手はどこもテーブルがあるから大体レンジが決まっているものの、外資や中小はその辺かなりシビアに手探りで話し合わなきゃいけない。もちろん企業側は買い叩こうとするし、エージェントは目先のインセンティブに目がくらんで「希望年収以下ですが良い会社さんですしここで手をうちましょう」などと平気で言い出すわけよ。めんどくせ。これなら大手の決まったテーブルに乗るのが1番楽だ〜って感じ。
とりあえずはこんなところかな。色々とお疲れ様でした、わたし。