祖父の寿命と国家試験

6月はバタバタする予感

先週末、医師より祖父の寿命が告げられた。
6月中に亡くなるらしい。
ということで、6月中旬ごろに再度祖父の顔を見に遠出の旅行をすることにした。もしかしたら今月末~来月は法事で1週間ほど不在にするかもしれない。
職場の人にこの話をすると「お辛いでしょう」と言って頂けるが、恐らく周りの方が思ってくださるほどは辛くない。
祖父はもはや自分で食べることも飲むことも出来ず、点滴だけで生きている。痰がからんで苦しそうに咳き込む祖父を見ていると、このまま長生きして欲しいとは思えない。某親戚の方のお言葉をお借りすると「ただ死を待っている状態」だ。心の準備はできている。

楽しい大阪旅行を終えて、きちんと試験勉強に本腰を入れるようになった。
習い事の回数を減らして平日にも勉強時間を確保し、土日祝は極力勉強に時間をあてている。
8月中には仕上げたいので、お盆は実家を出て、1週間ほど県庁所在地の某ホテルで缶詰生活をする予定。

公務員試験以来、久しぶりに勉強して思ったのが、働く・家事する・勉強する、というルーティンを作るのがなかなか大変・・・ってこと。土日は平日の疲れをとるべく睡眠時間が長くなりがちなので、仕事のWeightを落とせたらいいんだけど・・・
仕事では極力脳みそを使わず、作るご飯は最近マジで手抜き飯が多い。なんとかかんとか夜の勉強時間に集中できるよう試行錯誤している。

そんな私の勉強のモチベーションを上げるいくつかの秘訣がこちら↓

シャキッとするエッセンシャルオイルをたく

無印良品のアロマディフューザーを机に置いて、集中できる香りのオイルを勉強中にたく。ローズマリーとペパーミントがお気に入り。

アプリ「Studyplus」を見る

勉強時間を管理できるアプリを利用して、自分の勉強時間や進捗状況を可視化する。また同じ試験を受ける人とお友達になり、意見交換したり、他の受験者の進捗を参考までに確認したりする。
マイナーな試験の勉強はどうしても孤独との闘いになるが、アプリを介して同じ目標を持つ人とコミュニケーションをとれるのはとてもありがたい。

合格者のブログ、SNSを見る

私は過去にこの試験に落ちたことがある、ので合格する正しい勉強方法がわからない。
そんなときは合格者がブログ、SNS等で公開している勉強方法をとにかく読み込み、その方法を取り入れる。
ある程度勉強が進めば「自分にはこれが合っているはず」と思う参考書、問題集にとりかかるが、「このやり方、きちんと身についてるかな?」と疑問を感じたら、すぐに合格者の勉強方法を再確認し、軌道修正をするようにしている。
自分が受験したx年前にはこんなにネットに情報もなかったので、今は本当に恵まれた時代になったなぁ・・・と実感している。

購入した参考書、問題集を眺める

x年前に受験したときはそれはそれは若くてお金がなかったもの、参考書なんてまともに買えなかったあの頃。
今は実家暮らし・・・金にモノを言わせて、少しでも興味のある参考書は必ず通販で購入する。東京に住んでいたら大型書店まで中身を確認しに行けるんだろうけど、こちとら四国のド田舎住みなもんで、本屋にはこの国家試験の参考書なんて一冊も置いてないんじゃ~い。今年失敗して来年また再チャレンジするのに必要な時間、労力、コストに比べたら、数千円の参考書のコストなんて霞む。
もちろん、すべての参考書、問題集を解くことなんてできない。
勉強時間は限られているし、1冊の質の良い・自分に合っている問題集を繰り返し解くほうが実力が付くことはわかっている。
(10年以上前に「サクシード」という問題集をひたすら繰り返し、センター試験の数1Aと数2Bで満点を取ったことで、大学時代のあだ名がMathsになった私はその点を確信している)
ただ!自分の棚を見ると、マイナーな国家試験の参考書と問題集がズラッと並んでいるのに・・・自分で圧倒される。なんだろう、コレクター的な達成感を味わっているのだろうか??棚を見るだけで「勉強しなきゃ」という士気が鼓舞されるような感覚を抱く。

ライバルの存在を意識する

「絶対に合格してやる」と強く思ったきっかけとなった事件を思い出す・・・
今の派遣先は物流部隊を充実させるべく、国家試験をとった非正規の者は正社員にすると宣言していた。そのためか私が採用されたとき、求人の募集要項は「貿易事務」だった(入ってから一度も貿易に触れてないけど)。
派遣されたばかりのころは「試験受かったら正社員!それならちょっと再チャレンジしてみようかな」くらいの気持ちでいた。
しかし、派遣されてから半年後、アラフィフの某派遣社員が非正規から正規雇用へと変わった。
ポジションは物流部隊の貿易担当。
半年前、彼女は私と同じ派遣の立ち場で、2019年の国家試験を受けようとしていた、はずだった。
なぜ合格していない彼女が正規雇用になったのか?
どうやら彼女は前任の貿易担当の女性(再雇用のアラ70)と非常に仲が良く、結託し、
「私以外の人ではこの会社の国際物流をまわすことはできない。そんな大事なポジションにいるのに、私を正規雇用にしないなんてあり得ない」
「アラ70の嘱託社員さんも私以外に引継ぎはしたくないと言っている」と偉い人にかけあい、正規雇用になったそうだ・・・
私は長年貿易に携わっているが、彼女の仕事は決められたフォームのある書類の作成であって、お客さんとの納期交渉や船会社の選定、工場との交渉等決定権が必要な業務は別の社員が行っている。つまり、フォームさえ覚えてしまえば、彼女の代わりは貿易未経験者にでも勤まるものなのだ。
私にはそのことがわかるが、偉い人にはわからない・・・
彼女は正規雇用に切り替わったものの、相変わらず派遣社員のような働き方をしている。やりたくない仕事は「契約にない」と断り、休出を派遣社員(私)に頼み、トラブルがあろうとも定時で帰る。正規雇用なのに「契約」ってなんスかマジデ。断った雑務のような仕事が大体私に流れてくるのも腹が立つ。
そもそも国際物流の仕事はほぼ外注しているから、この会社に国家試験合格者(国家資格者)が必要な業務は存在しない。
おそらく偉い人が「優れた事務員」を見分ける能力がないので、国家資格という分かりやすい指針を設けているだけなんだろうなって感じ。
貿易担当は補充されたので、私は正社員になれないのか。貿易事務で入ったのに、経理事務と雑用ばっか、アホくさ、求人詐欺やんけもう辞めたろ。
その前に何か転職の武器になりそうな資格をとろう、この年齢で裸一貫転職活動は厳しいだろうし、とるとしたら・・・やっぱ再チャレ決めたあの国家資格くらいだろうな、私の経歴的にも。
アラフィフの貿易担当者も5年以上落ち続けているあの国家試験・・・通関士試験。
私がサクッと合格したら、偉いオジサンたちも彼女もギャフンと言わせられるだろうな。よし、とるしかない。
「この恨み、はらさでおくべきか~!」とばかりに、恨み辛みを燃料にしている。

そんな感じ。
最後のほうは秘訣、ってか愚痴やわ日ごろの。
合格率低いけど、自分にはこの国家試験に合格するだけの才能がある、そう信じて努力を重ねるしかない。

MathsのXX通信