第110回中国語検定準4級受けたよ〜
これはあくまで試験対策であって、厳密な意味での言語学習とはちょっと違う気がしている
2023年10月中旬頃、meg先生オススメの中国語の文法書を読み終えようとしていた私は、今後の中国語の勉強をどうするべきか逡巡していた。そんな中ネットサーフィンしていたら、中国語検定の受験申込みがはじまっており、1ヶ月くらいしかないけれど間に合うのか?疑問であった。日本中国語検定協会の公式サイトには、直近10回分の過去問が掲載されている。最新のものに目を通したら、文法はすべて正解できた(裏を返せば、文法以外の問題は何もわからなかった)。
そのときの私の勉強の進捗状況はこんな感じ:
・文法の本・・・ほぼ読んだ
・発音の本・・・子音がはじまったばかり
・準4級のキクタン・・・1週目
・中検準4級の問題集・・・手つかず
準4級の合格に必要な点数は60点、点数配分は以下の通り:
1-1, 1-2・・・ピンインの聞き取り(20点)
1-3・・・単語の聞き取り(10点)
2-1, 2-2・・・数字や簡単な文章の聞き取り(20点)
3-1・・・頻出単語のピンイン覚えてますか(10点)
3-2, 3-3・・・文法問題(20点)
4・・・簡体字書けますか(20点)
このうち文法問題20点を確実にとることができたら、他のパートで40点を稼げば合格可能である。うーん、いけなくはないかも?ということで、受験の申込みをした。
私は暗記がとにかく苦手なので、頻出単語の暗記(1-3, 3-1)と簡体字の暗記(3-4)の優先順位を下げて、まずはリスニングに専念した。子音、母音、声調を聞き分けるには、自分がある程度発音できないと聞き分けられない。とりいそぎ発音の本を一通り読み、問題集に手をつける。問題集のリスニングパートを何回かまわすうちに、聞き分けるのが苦手な発音が浮かび上がってくる・・・、鼻母音と摩擦音(s, x, sh)だ。これらはひたすらYouTubeの動画を見たり、再生速度を落として何度も聞いたりして、試験日までにはなんとか聞き分けられるようになった。
某大学の言い方を借りると、言語というのはモジュールごとに学習して、最後に一つのものが出来上がるのである。発音、文法、語彙、会話と言ったモジュールのなかで、私は文法だけをひたすら勉強していた。しかし最終的にひとつの言語に統合していくには、当然ほかのモジュールも学習しなければならない。発音の勉強の傍ら、当然語彙についても、身につけるべく勉強していたのだが・・・まったく覚えられない・・・。
キクタンの内容を単語カードにしたり、アプリ(Quizlet)に登録したりしたのだけれど、まぁ覚えられない。見事に鳥頭な私は、3歩も歩けば単語の意味もピンインも簡体字も全て忘れてしまう。かと言って、語彙を捨てるとなると、試験はかなり厳しくなる。辛い。
私の認知特性上、ぶつ切りの単語やピンインをそのまま覚えるのが苦手なのである。とにかく言語優位な私は、文字や情報を何かしら他の情報や記憶と紐付けないと覚えることができない。そこでキクタンの単語を一から覚えることは早々に諦め、キクタンの例文をひたすらシャドウイングした。文法の学習がほぼ終わっていた私は、例文を見てパッと発音することはできなかったが、どういう意味の文章が書いてあるかは理解していた。意味がわかる文章を、声で読み上げることによって、各単語の意味やピンインもざっくりと覚えられるようになった。さらに、ようやく文と音が繋がりだしたので、2-1, 2-2の問題に出てくるようなフレーズもなんとなくわかるようになった。主語と動詞さえわかれば、あとは挨拶を覚えればなんとかなる、はず・・・。
最後に簡体字を書く問題については、正直言うと今回時間がなかったので、大した対策をとることなく試験に挑んだ。過去問に出てきたもののみを書いて覚えた、だけだった。それでも今回の試験では2~3問答えられたのでラッキーだった。
という具合に学習を進めて、本日無事に試験を終えることが出来た。リスニングは厳しく見積もって30点、文法は(悲しいことに全問絶対正解とはいかず)18点、語彙力を問うところは14~16点、なので、簡体字以外のところでなんとか60点は達成できた、と思う。
もちろんこれらは「試験に合格する」という目標を達成するための勉強であり、厳密な意味での中国語学習ではないかもしれない。過去4年?くらい、外国語学習に身を捧げた経験からすると、まぁ言語って、身近に感じて日々使わないと、なかなか磨かれないのよね。おまけに働きながら第2言語を勉強するのは、時間、脳の容量、体力等々の絡みでめっちゃ大変だなって思った。たまたま外国語学習の経験があったから、今回は運良くなんとかなったっていうだけの話だろう、私の場合。
次は2024年1月のSTC Advancedだよ〜。これは会社から受験料をもぎとるために、絶対に合格しなきゃいけないやつだよ〜。100%暗記もの、という最も苦手なジャンルの試験だよ〜。せめて参考書の文章が(中国語の文法書並みに)面白ければ暗記しやすいのに、参考書はあの〜・・・だいぶアレだよ〜。中国語よりは会社で勉強しやすい科目だから、堂々と空き時間に勉強はできるか。優位な点はそこだけ。とりまやるっきゃない。
の前に、まずはスーパーマリオRPGリメイクやるわ!!!!!
<追記>
早速公式サイトに解答が!自己採点の結果は・・・
リスニング(1-1, 1-2, 2-1, 2-2) 36/40
文法問題(3-2, 3-3) 18/20
語彙力のとこ(1-3, 3-1) 18/20
簡体字(4) 12 or 16/20
84/100点でした!なんとかなったかな?
<更に追記>
結果発表〜〜〜
86/100点やった。簡体字に部分点入ったみたい。